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1、陰陽と中医学の陰陽学説とは――

陰陽とは、最初の頃、日光の向背を指しており、太陽に向かっている側を陽とし、太陽の影になっている側を陰として対比していました。その後、人々は、長期の生活、実践及び各種の自然現象に対する観察を通して、陰陽をもって説明・理解する道具として自然界の各種の現象を解釈しています。

例えば昼が陽で夜が陰、明が陽で暗が陰、男が陽で女が陰など対立するものとしています。
陰陽学説とは、関連する事物の相対的属性や、ある事物の内部の相互関係に対する分析を通じて、自然界の複雑に入り組んだ変化の本質・原因及び基本的法則を認識した学説です。
そして陰陽の対立と制約、互根と互用、消長と平衡、相互転化などの内容も含まれています。

中医学の陰陽学説は主に方法論として用いられ、生命現象の基本的矛盾と生命活動の客観的法則を解明するものです。これを用いて、人体の組織、構造、生理、機能、疾病の発生、発展法則を解釈し、臨床診断、治療と予防を指導しています。

                          

2、陰陽説と日本も千年以上深い歴史関係があります。

陰陽のことをはじめてきくと、日本人はなんとなく昔から中国にある占いのことのイメージをする人もいるかもしれません。実は中国に起源をもつ陰陽説は、その後日本に伝わり、六世紀頃から日本特有の陰陽道を成立して、律令制度に組み込まれる程でした。そして政治や生活を左右し、それを通じる者は国家公務員(官僚)としての役目を担うという時代もありました。

陰陽は、知らずしらずのうちに我々の生活に溶け込み、我々の生き方を左右しているのです。


次回は、陰陽学説の基本内容を紹介します。

Profile

曹先生の声が生で聞ける!

上海中医薬大学附属 日本関西校 客員講師
医学博士  曹 華美 (==@)

中国大連市出身。
遼寧中医薬大学卒業後、大連市中心病院中医科で
15年以上勤務した後、訪問研究員として日本札幌医科大学へ。
長年の医療活動と東洋医学教育領域での経験を活かし、
現在中医学講師として活躍中。





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